二重メタファーとは

これは小説「騎士団長殺し」のなかでキーワードになっている言葉です。

一般的に使う言葉ではなく、重要ぽいのに曖昧です。

どういうことかわからないので、理解できる言葉で整理してみたい。

たぶん、わざと読み解けなく作ったのだろうし、A=Bみたいに断言すればそれは不正解のように仕組まれているのだろうけれど。

メタファーとは隠喩ということを前提として。

隠喩とは「~のようなと言わずに物事をたとえること」これも前提として

<麻雀で彼が打った手は、神の一手だ!>

神のような奇跡的な一手とは、あえて言わずこんなかんじで暗にたとえることが隠喩でメタファー。

わざとこういう風に表現することによって、印象づける言葉の技法。

宣伝コピーや、啓蒙、宗教的なものに便利です。詩や小説にも。

これを踏まえて、

それが二重とはどういうことなのかということである。

そのまま解釈すると、「だぶって例える」ってことになります。

または、「たとえをたとえる」。

『地獄からの神の一手?』とかそういうことになるのかな。

こうなると全然わからないですね。

素直にとるとこうなっちゃうので意味が全くわからない、

多分こういうことではないということはわかる。


まともに考えちゃいけないのかなと思う。

小説の文脈から二重メタファーは潜在意識の中にあるよくない物のように描かれている。

思考をやめてしまうこと、人間がなす諸悪の根源のもととなるようなもの。

無意識にしてしまう悪いことが二重メタファー?

もうちょっと研究してみようとおもうけど、小説内でかなりぼかした感じになってる。

キーワードをぼやかすことが小説のクオリティーを上げていることになるのか??


わかりやすい解説がどっかに落ちてないかな。自分の中にでもいいから。



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